プライオメトリックトレーニングとは
プライオメトリックトレーニングって何?
プライオメトリックトレーニングとは以下のように説明されています。
プリオメトリックともいう。筋力・パワーの向上を意図したトレーニングの一つで,筋を短縮性収縮の直前に急激に伸展させることにより,その後に大きな力の短縮性収縮を引き起こさせるような運動を行なって筋力・パワーの向上を狙う。具体的には「デプスジャンプ」などの方法がある。プライオメトリックトレーニングの効果は機能面 (爆発的筋力向上) のみならず構造面 (筋肥大) においても見られる。しかし筋損傷が生じる可能性もあり,トレーニング実施に当たっては負荷量,頻度,休息等には十分な配慮が必要である。
出典元:コトバンク
要するに、瞬間的に筋肉を動かすことによって、筋肉のバネの力を増大させようとするものです。
これからプライオメトリックトレーニング実際にどんな運動なのか見てみましょう!!
ボックスジャンプ(初心者向け)
ボックスまたは段差を利用して、飛び降りると同時にすぐにジャンプしてまた飛び降りるとい
った動作を繰り返すトレーニングです。
段差があるため、着地するときに大きく筋肉が伸ばされます。その後、すぐにジャンプをするため、筋肉の弾性(いわゆるバネの要素)を利用して飛び上がることができます。
これらの練習を繰り返すことで、ジャンプ力の向上が期待できます。
最近の研究では、スクワットのパフォーマンスアップの効果も期待できると報告されています。
デプスジャンプ(中級者向け)
今度はシンプルに段差の上から自然に落下して、着地すると同時に一気に跳び上がるトレーニングです。
こちらはボックスジャンプよりも強度が高くなるため、中級者向けであるといえます。
ボックスジャンプでは連続で跳んでいたのに対して、デプスジャンプは1回のみ全力で跳びます。
もし、怪我が不安な場合は、高さを低めに設定するといいでしょう。
バウンディング(上級者向け)
最後に紹介するのはバウンディングです。
こちらは、強い筋力が必要とされる上に、技術も要求されます。
特に、陸上競技の三段跳びの選手がよく行うトレーニングです。
バウンディングはこれまでに紹介したボックスジャンプやデプスジャンプよりも、力を入れるタイミングを合わせるのが非常に重要になります。
正しいタイミングで力を入れられるようになれば、どんなスポーツでもパフォーマンスを上げることができるからです。
逆に、ジャンプ力があったとしても、タイミングよく跳べなければ何の意味もありません。
そうした観点からも是非取り入れたいトレーニングですね。
まとめ
今回は3つのプライオメトリックトレーニングを紹介しました。
- ボックスジャンプ
- デプスジャンプ
- バウンディング
是非挑戦してみてください!